ミースの家 / House of Mies



CONCEPT
このプロジェクトはミ-スが現代に生きていて、ヨーロッパ時代から、アメリカ時代を経て今、どのような住宅に住みたいかという設定にもとずいて計画される。

ミ-スはレンガ造田園住宅の中でひとつひとつの要素を壁によりゆるやかに分割しながら、連続させていき、古典の束縛から開放する方法を確立した。しかしその後、アメリカでのミ-スの作品からはミ-スの壁は消えてしまう。それは。レンガの重さ、現実に固定されてしまう空間い憤りを感じたからだろう。

アメリカに渡りファンズワ-ス邸ではミ-スは壁をつくらなかった。しかし、ミ-スの頭の中には壁はあったのだ。目に見えない揺らぐ壁が。レンガの重たく固定化された壁に嫌気のさしたミ-スはこの現代に新しい技術を使いミ-スの壁を動かし始める。 住宅は、動き続けることで、生活を有機的に結び付ける役割を本当の意味で担う。



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