MOUNT YERVAN

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CONCEPT
敷地周辺には崇拝の念で眺められるアララト山と人間との対話をする山とされるアラギョーズ山が存在する。
入り組んだ山岳部の複雑な地形のなか、「山」は人々の生活環境そのものである。 勇敢な山岳民族は、巨大な帝国の帰属を拒み、収束に抗う個としての文化が生まれ、それはまた地域性に徹底した文化になった。
しかしながら、厳しき歴史、また厳しき自然に直面し続けた。
そして農地拡大に伴う森林伐採の結果、洪水伝説「ノアの方舟」が生まれた。
同時にアルメニアの大地は火山活動の働きは、作物を実らせない。
しかし、アルメニアは決して廃墟とはなっていない。
広大なアルメニア高原に散在する小規模な集落を基盤に形成された文化的な表出は、つねに、再生産システムをもっていたに違いない。
このアルメニアがもつこの再生産システムはこの後、千年も魅了される文化の層を生すことを可能にするのではないだろうか？
蓄積された精神の質を表示するような大地に積層された地層の様な建築を想像した。 それはアルメニアの「山並み」のようなものである。
この人工の地層は、その環境の治癒力となり、再生産能力をもつことをこころみた。

The proposal for this multifunctional building, featuring an international business center and hotel, located in the city of Yerevan, the capital of Armenia. This city is dominated by the views of Mount Arayan, a 5737m high mountain, which is recognized as the national symbol of the country. This high rise building was not conceived just a compendium of technology, but as a natural extension of the land in where it is located. This concept gives birth to the term “Mount Yerevan, paying tribute to the mountain. The building stands as a man-made topography that stablish a symbiotic relation with the environment, being a catalyzer for the regeneration of the area. Three towers are erected over a common base, whose gentle slopes make room for growing plants and fruit trees; livestock can move freely across the area, completing the cycle of natural around this new complex.



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